Cisco(www.senderbase.org)によると過去1カ月に送信されたメールの86%以上がSPAMだったらしいですね。
4千億通以上のSPAMが送られているということなので如何にメールを仕分けるのかというのが重要になってくるということです。
キーワードを設定して、この単語があったらSPAMだと判別するのもありですが、それだと個人に頼るしかありません。
1人1人が設定するのであれば、サービスではないですね。
つまり、何らかの方法で、このメールは信用できる、信用できないという判断を下さないといけないということです。
その判断の基準となるのがドメインを含めたIPの情報になります。
SPAM業者もSPAM送付を生業としているだけに、バカばかりではありません。読む人を信用させようと一見、信用が高いドメイン名を騙ることがあります。
銀行からのメールだと偽装し、偽のウェブサイトに誘導するという事件が話題になったりしました。
ドメイン名だけで判断するのは心もとないということです。
そのため、IPの情報も追加することで、より正確な判断をすることができるようになります。
判断するのは良いのですが、判断するには過去の情報が必要になります。このドメインからは、過去3カ月SPAMが送られているというような。
そういった情報をベースにメールは評価され、SPAMかSPAMでないかという判断がくだされます。
では、どこがそのような判断を下しているのでしょう?
1つの会社が独占的に判断を下しているのではなく、複数の会社がサービスの一環として提供していたり、SPAMを撲滅しようとする有志が情報共有したりしています。
ですので、この相手には問題なく送れるけど、別の相手には送れないということがたまにおきます。
最大クラスの情報を確認できるサイトがあります。
http://www.senderbase.org/
ここは、ネットワーク機器の最大手であるCiscoが運営しており、有用な情報を取得できます。
右上に検索ボックスがあるので、そこにIPを入力すればそのIPやドメイン、ネットワークを入力すればそこがどれだけ信用に足るのかが分かります。
もし、Poorが表示されるようなことがあれば色々と調査の必要があります。
気を付けないとどこにメールを送ってもメールの受信を拒否されるということになりかねません。