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OMSAインストール(CentOS)についての備忘録

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最近、急に寒くなってきましたね。shiraneです。

DELL OMSA(OpenManage Server Administrator)は、
webブラウザからサーバのハードウェア状態などを
確認できるモニタリングツールです。

【インストール手順】

1.root権限で下記コマンドを実行しレポジトリを追加します。

#wget -q -O http://linux.dell.com/repo/hardware/latest/bootstrap.cgi | bash


2. OMSAをインストールします。
インストール場所は「/opt/dell/srvadmin/」となります。

# yum -y install srvadmin-all


3.インストールしたOMSAを起動します。

# /opt/dell/srvadmin/sbin/srvadmin-services.sh start


4.自動起動の設定をします。

# /opt/dell/srvadmin/sbin/srvadmin-services.sh enable
racsvc 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
instsvcdrv 0:on 1:off 2:off 3:on 4:off 5:on 6:on
dataeng 0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:on 6:off
dsm_om_shrsvc 0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:on 6:off
dsm_om_connsvc 0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:on 6:off


以上まで完了したらwebブラウザで、
「 https://サーバアドレス:1311/ 」へアクセスしてrootログインする事で
サーバのハードウェア状態を確認んできます。

 

【アンインストール】

1.アンインストール専用のスクリプトを使用します。

# /usr/bin/srvadmin-uninstall.sh

  上記コマンドを実行すると、アンインストールするパッケージ一覧が表示され
アンインストールするか聞かれるので「yes」を指定すればアンインストール完了と
なります。


以上となります。

 


Observiumをインストールしてみた~その2

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さて、Observiumのインストールの続きです。まあ、見事にはまってしまい解決まで時間が掛かってしまいました。問題となった部分は後で説明するとしてインストール手順を引き続き説明します。

前回は、SELinuxを無効にしたところまででした。既に、ディレクトリは、/opt/observiumになっていると思います。そのディレクトリ内にconfig.php.defaultというファイルがあるので、そのファイルをコピーして、同じディレクトリ内にconfig.phpというファイルを作ります。

cp config.php.default config.php

ファイルを作成したら、そのファイル(config.php)を編集します。

編集するのは、MySQLの情報、config.phpでは、下記のように記載されています。

// Database config ---  This MUST be configured
$config['db_host'] = 'localhost';
$config['db_user'] = 'USERNAME';
$config['db_pass'] = 'PASSWORD';
$config['db_name'] = 'observium';

MySQLに接続できるよう、host, user, passの情報を書き込みます。その後、fpingの情報を追記します。これは、fpingが/usr/sbin/にインストールされている場合のものです。

$config['fping'] = "/usr/sbin/fping";

これらが終わったら、下記を実行します。

php includes/update/update.php

多少のエラーは問題ないとのことです。(SQL revisionでのエラーが006まで)

次に、logとrrdのディレクトリを作成し、所有者を変更します。

mkdir logs
chown apache:apache logs
mkdir rrd
chown apache:apache rrd

そして、Observiumでのユーザを追加します。

./adduser.php 「ユーザ名」 「パスワード」 「レベル」

管理者権限を持たせる場合、レベルは10です。

下記で機器を追加します。

./add_device.php 「ホスト名」 「コミュニティ」 v2c

要はsnmpの情報を書き込めばOKです。

下記を行い、追加した機器の情報を取得します。

./discovery.php -h all
./poller.php -h all

/etc/cron.d/observiumというファイルを作成し、cronを設定します。ユーザ名が入っているため、/etc/crontabもしくは/etc/cron.d/でないとちゃんと動きません。

33  */6   * * *   root    /opt/observium/discovery.php -h all >> /dev/null 2>&1
*/5 *      * * *   root    /opt/observium/discovery.php -h new >> /dev/null 2>&1
*/5 *      * * *   root    /opt/observium/poller-wrapper.py 2 >> /dev/null 2>&1

 

さて、ここまでくれば、残すはhttpdの設定のみです。ここではまりました。Observiumのインストール手順には、稼働しているドメインがObserviumのみであれば、これでOKという形で設定が載せてあります。

<VirtualHost *:80>
DocumentRoot /opt/observium/html/
ServerName  observium.domain.com
CustomLog /opt/observium/logs/access_log combined
ErrorLog /opt/observium/logs/error_log
<Directory "/opt/observium/html/">
AllowOverride All
Options FollowSymLinks MultiViews
</Directory>
</VirtualHost>

しかし、うまくいきませんでした。アクセス権限が問題だったのですが、apacheの設定がバージョンによって異なっていたのではまりました。はい、apacheの2.4系が入っているサーバでインストールしていました。2.4系だとRequire all grantedが必要です。それ以前だとOrder Allow, Deny Allow from allの2文が必要になってきます。インストールに失敗したと思って何度も試してしまいました。テストだからといって、2.2系→2.4系に急に変えるもんじゃありませんね。


ovserviumをインストールしてみた

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Wordの変更履歴について書こうと思っていましたが、題名の通り、ovserviumという監視ソフトのインストールについて書きます。

どんな使い心地なのだろうという興味本位ですので実用性は薄いとは思いますのでご容赦ください。

さて、このインストールですが、アシストしてくれるOSは、UbuntuとDebianのみだそうです。RHELやCentOSはインストール手順が公開されていますが、「できなくても手助けできないよ」というスタンスなんです。勉強がてらCentOSでインストールしていきます。

まず、定番レポジトリの追加が必要になります。レポジトリの追加の手順はここでは省きます。
また注意としてel4やel5はサポートされていないらしいので、CentOS6以上を使用しましょう。

  • rpmforge
  • epel

次にyumでパッケージをインストールしていきます。提供されているコマンドラインが下記です。

yum install wget httpd php php-mysql php-gd php-posix php-mcrypt php-pear php-pear.noarch \
vixie-cron net-snmp net-snmp-utils fping mysql-server mysql MySQL-python rrdtool subversion \
jwhois ipmitool graphviz ImageMagick

たくさんのパッケージを一緒にインストールしてますね。パッケージを判断して一つづつインストールしても良いかもしれません。

ここまでがインストールの下準備です。次は、observiumのインストールディレクトリに移動してインストールを開始します。

cd /opt

次にソフトのダウンロード。

wget http://www.observium.org/observium-community-latest.tar.gz

解凍

tar zxvf observium-community-latest.tar.gz

これから設定です。そのために、まずフォルダの移動。

cd observium

MySQLを起動させたら、

service mysqld start

MySQLに入り、observiumのデータベースを作ります。(パスワードを設定している場合は、それに対応したやり方をしてください)

mysql -u root 
mysql> CREATE DATABASE observium DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON observium.* TO 'observium'@'localhost'
   -> IDENTIFIED BY '「任意のパスワード」';

次に、SELinuxを無効化しますが、これも省略します。

今回はここまで。
スムーズに設定できれば良いなと思っていますが、問題がでてくるのはデフォルトなのであまり期待しないようにしています(苦笑)

ではまた。


yumをおいしく その2

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さて、前回は「–enablerepo=」のオプションについて触れましたが、その続きからです。

ワイルドカードが使えることは書きましたが、「–enablerepo=」と「–disablerepo=」は同じコマンドラインで使用することができます。
先に記述された方から実行されていきますので、
一旦、「–disablerepo=*」で全てのレポジトリを無効にした上で「–eanablerepo=」をすれば、必要となるレポジトリのみを有効化することができます。
また、「–enablerepo=」を続けることで、複数のレポジトリを有効化することもできます。

新しいバージョンのyumでは下記で今までに実行したyumの履歴を確認することができます。

yum history

これには非常に便利なサブコマンドがあり、これを効果的に使えば作業が安全かつ効率的になります。

yum history undo [やり直したい作業のID]

undoと対になるredoもあるのでパッケージ導入前と後の動作確認や作業のやり直しに役立ちます。

yum history pkgs [パッケージの名前(例:phpやsambaなど)]

上記を使用すると記録されているパッケージのyumの履歴を確認できます。つまり、修正を加えたいパッケージのみをいじることが可能になるわけです。
尚、履歴に対象のパッケージが無い場合は、エラーになります。

そして最後に、

yum history new

これを実行すると履歴が全て廃棄されます。yumの履歴が多くなり過ぎて把握しづらくなったときなどに利用することになると思います。
yum history statsを使うと履歴の概要が確認できるので、履歴が信用できるものなのか、あてになるのかを確認することができます。

 


yumをおいしく

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yumはCentOSなどのLinuxで使用されているパッケージインストーラです。

yumという単語は、おいしいという意味の単語ですが、フォーマルな場ではほとんど使われません。
ほとんど幼児語であり、親しい仲や子供に対してのみ使用されるので会話で使用する際はご注意を。

さて、yumはサーバをセットアップする上で、非常に有用なツールですが、インストールやアップデート以外にも使い道があります。
yumを有効利用するには、レポジトリについて知る必要があります。
yumを扱う上で重要になるのが、レポジトリと呼ばれるものです。
このレポジトリ次第で、yumに出来ることが決まります。
この場合のレポジトリとは、簡単に言うとパッケージのリストみたいなものです。レポジトリが違うとインストールされるパッケージやバージョンが変わったりします。レポジトリは複数登録できますが、あまり数が多いと時間がかかってしまい不便になってしまうため、通常はレポジトリを無効化しておき、必要時のみ有効化するという方法を取るのが良いです。

–enablerepo=[レポジトリ名]

をコマンドオプションとして追加することで、yumの実行時にのみレポジトリを有効化することができます。
因みに、

–disablerepo=[レポジトリ名]

を使用することでレポジトリを無効化することができます。

さて、この有効化と無効化ではワイルドカード(*)を使うことができます。ですので上手く設定をすると効率的に複数のレポジトリを指定し有効化・無効化を行えるようになります。

さて、ここで有用となってくるのが、次のコマンド

yum repolist

有効となっているレポジトリのリストを表示してくれます。
ハイ、有効となっているレポジトリを表示させるので、上述の有効化のオプションが役に立ちます。

yum repolist –enablerepo=*

と入力すると通常では無効状態となっているレポジトリも含め全てのレポジトリが表示されます。
この際、左の列に表示されるのが、名称で有効化・無効化のオプションで認識されるものとなります。

もし、レポジトリの状態が意図しない形で有効化・無効化されている場合、レポジトリのファイルを修正します。
CentOSの場合、下記にレポジトリのファイルが保管されています。

/etc/yum.repos.d

対象となるレポジトリの情報が記載されているファイルを編集すれば、有効化・無効化の設定を変更できます。

[ ]で囲まれているのが、レポジトリの名称です。これを確認してください。次の[ ]に囲まれた記述が現れるまでがそのレポジトリについての設定になります。その中に、enable=0、もしくはenable=1という項目があるはずです。これが有効化・無効化の設定になります。0が無効、1が有効となるので、適宜に変更してください。

レポジトリを使いこなすことができるとyumが便利になるので皆さんもぜひ試してください。