最近「痩せた?」と聞かれるようになりました。
糖質制限ダイエットはすごいですね。決して仕事が原因じゃないです。こんにちは、ニタです。
Webサイトのデザイン、レイアウト、文言、機能などを最適化するために、A/Bテストで効果を測る場合があります。
A/Bテストとはざっくり言いますと、用意された複数のバージョンのページ(バージョンA、B)にアクセスしたユーザをランダムに振り分けて、ユーザの反応(目標となる成果が得られるか)を計測するテストのことです。
今回は、WordPressで構築したWebサイトでのA/Bテストの設定、実施方法を解説します。
※ここでは、テスト対象ページ「バージョンA」と、別バージョン「バージョンB」を比較調査するテストの設定を説明します。
「MaxA/B」を使ったテスト設定
WordPressでのA/Bテストは「MaxA/B」というプラグインを使用します。
MaxA/B
「MaxA/B」を使うと、指定された固定ページでのA/Bテストが可能になります。
また、既存の投稿・固定ページを複製するプラグイン「Duplicate Post」を使用することで、効率よくテストページ作成ができるので、こちらもインストールします。
Duplicate Post
各プラグインインストール方法
各プラグインは以下の手順でインストールします。
- WordPress管理画面「プラグイン」 > 「新規追加」に移動
- 「Duplicate Post」の場合、検索のテキストフォームで「duplicate post」を検索
- 「MaxA/B」の場合、検索のテキストフォームで「maxab」を検索
- 各プラグインが表示されるので、「今すぐインストール」ボタンからインストール開始
- インストールが成功したら、プラグインを有効化する
テスト対象の固定ページを複製、編集
テスト対象ページ「バージョンA」を複製し、別バージョン「バージョンB」のページを作成します。
「Duplicate Post」をインストール、有効化すると、固定ページ一覧のテスト対象ページに「複製」というメニューが増えるので、そちらからページを複製します。
複製が完了すると、「下書き」状態で複製されます。
複製先を「バージョンB」としてタイトル、スラッグ、記事内容を適宜編集し、ページを公開します。
A/Bテストのテスト設定
つづいて、MaxA/Bでテスト設定を登録します。MaxA/Bの設定画面に移動し「Add New」ボタンから、テストを追加します。
新規テスト設定画面が表示されるので、各項目を選択、設定し「Create」ボタンでテストを作成します。
各項目の内容は以下のとおりです。
項目名 | 設定内容 |
---|---|
Name | テスト名称 |
Original page |
テスト対象のオリジナルページ。公開中の固定ページから選択する。 ページ選択すると、ページURLが表示される。 |
Variation page 1 | テスト対象ページの別バージョンのページ。固定ページから選択。 |
Variation page 2 | 別バージョンページ2番目。バージョンが複数ある場合、選択する。 |
Variation page 3 | 別バージョンページの3番目。 |
The conversion page |
目標ページ。テスト対象ページから遷移し最終的に成果が得られるページ。 問い合わせページの問い合わせ完了ページなど。 "Is on another site somewhere else (enter URL)"を選択すると外部URLを入力指定できる。外部URLを選択すると、登録後外部URLのページに追記するスクリプトが表示される。 |
Experiment ends when |
テスト終了のタイミング。 ・It is manually stopped:手動停止 ・Total traffic reaches:合計アクセス数(指定) ・Each page reaches at least:ページ毎のアクセス数(指定) |
今回はテスト対象ページと別バージョン1ページ、目標ページを設定し、手動停止でテスト登録します。
登録後、テストが開始されます。
スクリプトの設置
目標ページを外部URLに設定した場合、テスト登録後、目標ページに追記するJavaScriptが表示されます。
目標ページ(外部URL)のheadの閉じタグの直前に追記するコードが表示されます。
テストの状況確認
テスト登録後、テストは即時開始されるので、実際にテスト対象ページにアクセスしてみます。
テスト対象ページと別バージョンページへの振り分けはセッションに登録されるので、セッション登録されないChromeのシークレットウィンドウやFirefoxのプライベートウィンドウでアクセスすると分かりやすいです。
ページの振り分けの確認をし、目標ページまで遷移したら、MaxA/Bの設定画面を確認します。
各バージョンへのアクセス率、目標ページへの到達率が表示され、どのバージョンのページが効果的かが分かるようになっています。
また、実施中のテストを中止したり終了のタイミングを変更するには、詳細画面から編集ができます。
今回紹介したプラグインでのA/Bテストの他に、GoogleAnalyticsにある「ウェブテスト」というA/Bテスト計測も同時に行うことで、より詳細なテスト結果が得られます。
GoogleAnalyticsの設定方法などは、後日改めて説明したいと思います。
それでは、良いテストライフを。
初めまして、山縣と申します。
MaxABの使い方についてのお問い合わせです。
http://dev.blog.fairway.ne.jp/wordpress-ab-test/
を参考にワードプレスでABテストを行おうと思ったのですが、
タイトルや固定ページA,B、コンバージョンページを設定し
「Create」ボタンを押してもテストを作成できず、
全て消えタイトルからの設定に戻ってしまいます。
問題点など心当たりがありましたら、ご返信いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。
ちなみに、ワードプレスのバージョンはWordPress 4.7.4です。
もしかするとMaxABが対応していないと予想しています。
山縣様
申し訳ございませんが、「MaxAB」は、私および弊社開発のプラグインではございません。
海外の方が開発されたもので、2年以上更新がないプラグインのため、お問い合わせ頂きました件は回答できません。
https://ja.wordpress.org/plugins/maxab/
山縣様が予想されているように、最新のWordPressのバージョンに対応していないと思われます。
上記サイトから開発者へ問い合わせてはいかがでしょうか。
よろしくお願い致します。