こんにちは、hijikataです。
今回は最近行ったスイッチでのMACアドレス制御について書きます。
3ヶ月経過したら忘れそうなので書きます。
目的として特定のMACアドレスを持つ端末以外はインターネットに接続できないようスイッチに設定します。
図面としましてはこのような感じになります。
今回ノードAはインターネット接続出来ないようにし、ノードBは接続できるようにします。
スイッチの初期設定が終わり、ローカルIPアドレスも設定し、ルータと結線します。
その後ノードA,ノードBをスイッチに結線します。
結線が終わりましたら、ノードA、BそれぞれのMACアドレスを調べます。
Windowsの場合ですとコマンドプロンプトを開いて、ipconfig /allを実行します。
使用しているNICの物理アドレスがMACアドレスです。
※画像に表示されている物理アドレスは修正しております。
このようにしてノードのMACアドレスが分かりましたらスイッチに設定を加えます。
設定方法についてはGUIから設定していきます。
WEBブラウザでスイッチのIPアドレスを入力後ID、パスワードを入力しスイッチにログインします。
ログインしましたらswitching→network security→MAC Based ACLの順番にクリックしていきます。
クリック後以下の画面が表示されAdd ACLをクリックします。
testというACLを追加しました。
次にMAC based ACE→Add ACEの順番にクリックしていきます。
クリック後以下の画面が表示されます。
先ほど作成しましたACLに対しどのようなルールを追加していくか設定していきます。
今回の目的ですと以下のようになります。
※MACアドレス84:84:84:84:84:84を持つノードは通信を許可します。
これで84:84:84:84:84:84の持つノードは通信を許可されますが、それ以外のノードは通信を拒否する設定になりました。
次にルールを適用します。
MAC Based ACEの近くにACL Bindingがありますのでクリックし、クリック後Editをクリックします。
クリック後下記画面が表示されます。先ほど作成したACL「test」をどのポートに適用するか指定できます。
※上記の画面ですとポート1にACLルール「test」を適用します。
※ルータと接続しているポートにこのルールを適用してしまうと許可したノードもインターネット接続出来なくなるため適用しないようにしましょう。
ルータと接続しているポート以外のポート全てに適用しましたら作業完了です。
これでスイッチ配下に接続されたノードは許可された端末以外通信が出来なくなるようになります。
組み合わせ次第では色々できそうで試してはないですがIPV4,IPV6でも同様な事が出来そうな感じですね。
※今回書いた事は他のPowerConnectスイッチで実現できるかは試しておりません。