こんにちは、hijikataです。
今回はFreeNASにてOPENVPNサーバを稼働した状態で別VPNのクライアントも稼働させる方法を書いていきます。
VPNサーバのみ稼働させるのはインターネットで検索すればすぐ見つかりましたがVPNサーバを稼働した状態で他のVPNサーバのクライアントとして接続させる方法はなかなか見つからなかったため(自分自身が忘れないためにも)そちらを書いていきます。
※前提としましては下記になります。
FreeNASのバージョンにつきましては8.3.1です。
VPNサーバとしての設定が終わっています。
VPNサーバの設定時、openvpnの設定ファイル等は下記ディレクトリに保存しています。 /conf/base/etc/local/openvpn
まずは/conf内に書きこめるようmount -uw /を実行します。
/conf/base/etc/local/openvpnに別VPNクライアント用の設定ファイル、中間証明書、証明書、鍵ファイルを配置します。
その後/conf/base/etc/rc.confにopenvpn_configfile="/conf/base/etc/local/openvpn/(読み込ませたい設定ファイル)を新たに追記しても起動時にOPENVPNインタフェースは1つしか立ち上がってこないためVPNサーバを稼働しつつ別VPNのクライアントとして接続できません。
そのため/conf/base/etc/rc.localに下記コマンドを記入していきます。
/usr/local/sbin/openvpn –script-security 2 –writepid /var/run/openvpn-server2.pid –config /usr/local/etc/openvpn/(読み込ませたい設定ファイル)
これでFreeNAS起動時に上記コマンドが実行されVPNサーバを稼働させつつ別VPNのクライアントとしても接続できます。
rc.localに記載しないままFreeNASを起動した際、VPNサーバだけ稼働しますがrc.localに記載して反映するのに再起動する必要がございます。
再起動できない場合上記コマンドを実行すれば再起動せずに別VPNのクライアントも接続できます。